加賀電子は経常最高益など注目され2日続伸となって出直り強める

株式市場 銘柄

■今期の業績見通しは中期計画の到達年度に当たり経常利益14%増など想定

 加賀電子<8154>(東1)は14日、2日続伸基調となり、11時にかけて2772円(63円高)まで上げて出直りを強めている。9日に2018年3月期の連結決算を発表し、IoT、AI(人工知能)などの新技術関連市場も活発で売上高は2359億2100万円(前期比3.8%の増加)となり、経常利益は87億4000万円(同19.0%の増加)と過去最高を更新した。

 今期・19年3月期の見通しについては、部材によっては供給サイドの増産対応が追いつかない面があることなどを挙げ、現時点での開示を保留したが、「中期経営計画2018」の最終年度にあたり、すでに発表済みの目標値は連結売上高2900億円(18年3月期実績比22.9%の増加)、経常利益100億円(同14.4%の増加)、ROE8.0%以上(同9.2%)。ROEについては中期計画の目標を大きく上回っており、資本効率の向上をはじめとして計画が順調に進んでいることが見て取れそうだ。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る