マルマエ:1:2株式分割・株主優待制度導入(2月末実施)

■好業績背景に、株主戦略を充実・強化

 半導体・FPD製造装置用の真空部品など、精密切削加工のマルマエ<6264>(東マ)は、1月6日開催の取締役会で、1)株式分割および定款の一部(発行可能株式数)変更並びに配当予想の修正、2)株主優待制度の導入を決めた。

 同社は半導体・FPD分野をメイン分野として事業展開し、昨今の業績は急速に好転、検収納品を進めながら受注残高が増加するなど好循環を維持し業績を伸ばし注目されている。

 特に、進行中の新中期事業計画「Evolution2018」では、新たな中核テーマとして、鹿児島大学大学院理工学研究科との共同研究等による新規事業、介護支援ロボット等、新製品開発速度を加速させており、このほど装置試作機を完成、製品化へ大きく前進している。

 このたびの株式分割、株主優待制度導入などへの取り組みは、中期経営計画に沿って着実に実績を上げていることを背景に、東証マザーズから一部市場への昇格めざした体制整備が進行し始めたものと見られる。

1)株式分割については、2月28日(火)現在の株主が所有する、株式1株につき2株の割合で分割することを決めた。今回の分割により増加する株式数は5,596,200株、分割後の発行済株式総数は11,192、400株となる。なお、株式分割後の発行可能株式総数は、44,769,600株となる。また、既に公表済みの今8月期期末配当金予想1株当たり8円を4円に修正した。

2)株主優待制度導入については、日頃からの株主の支援に感謝するとともに、株式の魅力を高め、より多くの株主が中長期的株主であることを期待して導入する。
※対象株主:毎年8月末日現在、同社株式を6ヶ月以上継続して、1単元(100株)以上保有する株主。なお、6ヶ月以上継続保有の株主様とは、同一株主番号で2月末日および8月末日現在の株主名簿に2回以上連続で記載または記録された株主。
注・同社は2月28日を基準日として1対2の株式分割するため、株主優待の対象となるのは、分割後の基準で1単元(100 株)以上所有の株主となる。

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