【株式市場】トランプ氏の当選後初の公式会見が意識され日経平均は一時198円安となり3日続落

株式

◆日経平均の終値は1万9301円44銭(152円89銭安)、TOPIXは1542.31ポイント(11.01ポイント安)、出来高概算(東証1部)は18億9467万株

 10日後場の東京株式市場は、トランプ氏の当選後初の公式会見が米国時間の11日に予定され、再び円高基調が強まったため、トヨタ自動車<7203>(東1)が再び値を消し、日経平均も取引開始後に前場の安値を割り込んで13時頃に一時198円98銭安(1万9255円35銭)まで下押す場面があった。前引けは高かったTOPIXも軟調転換。ただ、東証2部指数、マザーズ指、日経JASDAQ平均は前引けに続いて高い。

 後場は、日本航空<9201>(東1)が戻り高値を更新したまま強い相場を続け、大塚ホールディングス<4578>(東1)は北米などで拡大する製剤の国内での承認申請などが好感されて活況高。野崎印刷紙業<7919>(東2)は「元号」変更に関する報道を受けて後場もストップ高。リミックスポイント<3825>(東マ)は仮想通貨システムなどが材料視されてストップ高を継続。アイレックス<6944>(JQS)は引き続き中国政府の次世代無線規格「5G」への大型投資などが材料視されて大幅高を継続。

 東証1部の出来高概算は18億9467万株(前引けは8億1674万株)、売買代金は2兆5992億円(同1兆1215億円)。1部上場2004銘柄のうち、値上がり銘柄数は758(同1040)銘柄、値下がり銘柄数は1131(同819)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は4業種のみ(前引けは19業種)となり、値上がりした業種は、医薬品、パルプ・紙、空運、その他製品、だった。
 

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る