【株式市場】日経平均は421円高で大幅反発、取引時間延長されラスト5分で上げ下げ広がるケースも

◆日経平均は3万8474円90銭(421円23銭高)、TOPIXは2664.26ポイント(20.00ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は18億9658万株

 11月5日(火)後場の東京株式市場は、日経平均が一段ジリ高となり、13時前に前場の高値を上抜いて14時過ぎに566円52銭高(3万8620円19銭)まで上げ、大引けも上げ幅400円台で大幅反発となった。この日から取引時間が30分延長され、大引けは午後3時30分。日経平均は大引け前5分間の「クロージング・オークション」で100円近く値を消して終わった。このラスト5分間では、キヤノン<7751>(東証プライム)や村田製<6981>(東証プライム)が一段と上げて高値引けとなった一方、ハウス食品G<2810>(東証プライム)はストンと値を消してマイナス転換など値動きが分かれ、板寄せ売買の需給が影響する様子となった。

 後場は、東京エレク<8035>(東証プライム)が一段と上げるなど、引き続き半導体関連株に強い銘柄が目立ち、政府の経済対策で半導体産業に新たな支援方式との報道など好感。15時に四半期決算や業績予想の増額など発表したヤマシンフィルタ<6240>(東証プライム)は15時過ぎから一段と上げ、荒川化学<4968>(東証プライム)は急に値を消し、15時を過ぎてからも株価が決算を織り込むことが可能になった形。マネーパートナーズG<8732>(東証プライム)は外為どっとコムによるTOB(株式公開買付)で連日大引けまでストップ高買い気配。太陽工機<6164>(東証スタンダード)はDMG森精機<6141>(東証プライム)によるTOBで大引けまでストップ高買い気配。Sapeet(サピート)<269A>(東証グロース)は4日連続ストップ高で10月29日の新規上場から毎日急伸。10月22日に新規上場のSchoo(スクー)<264A>(東証グロース)は2日続けて高値を更新。

 東証プライム市場の出来高概算は18億9658万株(前引けは9億66万株)、売買代金は4兆485億円(同1兆8662億円)。プライム上場1647銘柄のうち、値上がり銘柄数は983(前引けは987)銘柄、値下がり銘柄数は626(同597)銘柄。

 東証33業種別指数は24業種(前引けは23業種)が値上がりし、値上がり率上位は、証券商品先物、非鉄金属、卸売り、その他金融、金属製品、化学、精密機器、電気機器、保険、輸送用機器、繊維製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る