【業績でみる株価】ストライクは17年8月期第2四半期累計業績予想を増額修正、通期も上振れ期待

 ストライク<6196>(東マ)は14日、320円高(6.49%高)の5250円まで上げて反発している。中堅・中小企業を対象としたM&A仲介事業を展開している。3月13日、17年8月期第2四半期累計業績予想の増額修正を発表した。通期予想についても上振れ期待が高まる。株価は好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

 17年8月期第2四半期累計(9月~2月)の非連結業績について、売上高を2億69百万円増額して前年同期比30.5%増の14億03百万円、営業利益を2億33百万円増額して同18.6%増の5億94百万円、経常利益を2億33百万円増額して同18.6%増の5億94百万円、そして純利益を1億43百万円増額して同16.9%増の3億81百万円とした。

 期初計画に比べて成約案件数、成約案件単価がともに増加し、減益予想から一転して増益予想となった。M&A市場が拡大する中で、株式上場による信用力向上や証券会社等との業務提携拡大などにより、案件成約が好調に推移した。

 通期の非連結業績予想は据え置いて、売上高が前期比15.9%増の23億26百万円、営業利益が同3.1%増の8億21百万円、経常利益が同4.1%増の8億22百万円、純利益が同5.8%増の5億40百万円としている。

 通期予想に対する修正後の第2四半期累計の進捗率は、売上高が60.3%、営業利益が72.4%、経常利益が72.3%、純利益が70.6%と高水準である。四半期業績は成約案件の数、規模、採算性などによって変動するが、通期予想についても上振れ期待が高まる。

 株価(16年6月新規上場、16年12月1日付で株式3分割)は16年12月の上場来高値7170円から反落し、5000円近辺でモミ合う形だが、週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)

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