トーソーの17年3月期は原価低減活動や生産性の向上などを推進し、収益改善に努めたことで、増収大幅増益を達成

■一株当たり純利益は、前年16年3月期の29円73銭から67円11銭と2.25倍となる

 室内装飾関連のトーソー<5956>(東2)の17年3月期は、原価低減活動や生産性の向上などを推進し、収益改善に努めたことで、増収大幅増益を達成した。

 同社は、カーテンレールで業界トップ、また、ブラインドでも新製品を開発し、業績を伸ばしている。

 そのような状況で、同社の主力である室内装飾関連の業績は、売上高221億46百万円(前年同期比1.7%増加)、セグメント利益9億82百万円(同67.9%増加)と大幅増益。

 その他の事業では、ステッキを中心とした介護関連用品の販売活動を強化し、新製品のプロモーションや新規開拓活動、不採算品の見直しを推進した結果、売上高3億33百万円(同0.7%減少)、セグメント利益24百万円(同178.1%増加)と微減収ながら大幅増益。

 その結果、17年3月期連結業績は、売上高224億79百万円(同1.7%増)、営業利益10億07百万円(同69.5%増)、経常利益9億99百万円(同71.0%増)、純利益7億02百万円(同125.0%増)となった。
一株当たり純利益は、前年16年3月期の29円73銭から67円11銭と2.25倍となった。

 大幅増益となったこともあり、年間配当は12円と2円の増配となった。

 今期18年3月期連結業績予想は、売上高230億円(前期比2.3%増)、営業利益7億10百万円(同29.5%減)、経常利益7億円(同30%減)、純利益4億30百万円(同38.8%減)と増収ながら減益を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る