リケンテクノスが年初来の高値を更新、スマホ用の割れないフィルムなど好感

株式市場 銘柄

■続けて最高益を更新する見込みのため買い安心感が

 リケンテクノス<4220>(東1)は23日、大幅続伸の始まりとなり、取引開始後に585円(32円高)まで上げて約2週間ぶりに年初来の高値を更新した。前期・今期とも営業・経常利益が2ケタ増益で業績好調な上、23日は、スマートフォン画面などに用途が見込める割れない樹脂シートを開発と日経産業新聞で伝えられたことも好感されている。

 報道によると、「比較的低温で立体成型でき、鉄球を落としたり極端に曲げたりしても割れない樹脂シートを開発した。透明でガラス並みに光が通る。表面を紫外線硬化樹脂で覆った。カーナビゲーションやスマートフォン(スマホ)用ディスプレーの保護ガラス置き換え用として2018年の事業化を目指す」という。

 今期・18年3月期は連結純利益などが続けて最高益を更新する見込みのため買い安心感があり、期待材料に反応しやすい面があるようだ。(HC)

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