【株式評論家の視点】ココスジャパンは昨年11月から月次売上が前年上回る、株価は高値圏頑強

株式評論家の視点

<銘柄の見所>

ココスジャパン<9943>(JQS)は、昨年来高値1750円と買われた後も頑強な動きとなっている。昨年11月以降既存店・全店売上高は前年同月を上回り、今3月期第3四半期(10-12月)決算は2ケタ増益と好調に推移しており、上昇トレンドを継続し堅調だ。

同社は「世界から飢餓と貧困を撲滅する」未だ人類が成しえない、この壮大なビジョンに向け、”食べる幸せ”を世界に届けたい。安全で安心な食を手ごろな価格で提供することを使命とし、ココスに関わるすべての人は幸せになることを目指している。第3四半期会計期間末の店舗数は、3店舗の出店(直営2店舗、ライセンシー1店舗)、1店舗の退店(直営1店舗(グループ内業態転換))を行った結果、567店舗(直営店483店舗、ライセンシー84店舗)と、前期末と比較し2店舗の純増。店舗のQQSC(クオリティ・クイックサービス・クリンリネス)を磨き上げるとともに、顧客のニーズに合わせた付加価値の高いご馳走感あふれるフェアメニューの導入、TVCMを始めとした効果的なプロモーション、個店対策などを継続的に行っているほか、固定費のさらなる削減に取り組んでいる。

夏季商戦における悪天候の影響や原材料価格の上昇等が影響し、6日に発表した今2015年3月期第3四半期決算は、累計(4-12月)の売上高が444億6600万円(前年同期比1.2%増)、営業利益が18億1000万円(同7.0%減)、経常利益が18億7600万円(同7.0%減)、純利益が10億4200万円(同1.0%減)と微減益だったが、10-12月の売上高が146億9000万円(前年同期比1.8%増)、営業利益が4億3100万円(同20.1%増)、経常利益が4億5900万円(同15.6%増)、純利益が2億4200万円(同24.7%増)と2ケタ増益と上向いている。

通期業績予想は、売上高が603億5500万円(前期比3.5%増)、営業利益が26億1800万円(同3.7%増)、経常利益が27億円(同2.5%増)、純利益が14億7500万円(同7.9%増)を見込んでいる。年間配当は24円(第2四半期末12円、期末12円)を予定。株主優待は毎年3月31日及び9月30日現在の株主に、「株主食事優待券」と「ストックホルダーゴールドカード・シルバーカード」を年2回、所有している株数に応じて贈呈する予定。

株価は、昨年10月17日安値1609円を底に5日移動平均線を下値支持線に上昇。難航している環太平洋経済連携協定(TPP)交渉は、牛肉を10年以上かけて10%前後まで段階的に引き下げる方向で進展しており、同社にとってフォローの風が吹くと見られている。また、株主優待取りも下支えし、押し目買い優位に上昇基調を強めると予想される。(信濃川)

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