【業績でみる株価】鎌倉新書は上場来高値更新の展開、18年1月期第1四半期大幅増収増益で通期増額期待

 葬儀・仏壇・お墓を中心としたライフエンディングに関するポータルサイトを運営している鎌倉新書<6184>(東マ)の18年1月期第1四半期は大幅増収増益だった。通期も大幅増収増益予想である。そして増額期待が高まる。株価は上場来高値更新の展開となった。

■18年1月期第1四半期大幅増収増益で通期増額期待

 6月8日発表した18年1月期第1四半期(2月~4月)の非連結業績は、売上高が前年同期比20.6%増の3億55百万円、営業利益が同40.4%増の67百万円、経常利益が同46.5%増の67百万円、純利益が同48.9%増の42百万円だった。計画を上回る増収増益だった。

 主力のWEBサービスが28%増収と好調に推移して牽引し、売上高は四半期ベースで過去最高となった。WEBサービスの内訳は、お墓事業が33%増収、葬祭事業が23%増収、仏壇事業が18%増収だった。お墓事業では紹介数が18%増加して7440件となり、成約率は2.7ポイント上昇して14.2%となった。葬祭事業の紹介数は8%増の2136件で過去最高となった。仏壇事業の紹介数は15%増加して2871件となった。

 18年1月期の非連結業績予想は、売上高が17年1月期比27.6%増の17億円、営業利益が同28.3%増の4億20百万円、経常利益が同23.4%増の4億円、純利益が同23.6%増の2億55百万円としている。通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高20.9%、営業利益16.0%、経常利益16.8%、純利益16.5%と低水準の形だが、第1四半期の構成比が低い収益特性を考慮すれば進捗率は高水準と言えるだろう。通期予想に対する増額期待が高まる。

■株価は上場来高値更新の展開、好業績評価して上値試す

 株価は上場来高値更新の展開となり、本日6月16日は1940円まで上伸した。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドだ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る