フライトソリューションズが後場一段高、前期は「円安等の影響」あったため最近の為替動向に期待

■電子決済ビジネスのリーディングカンパニー、8月9日に四半期決算の発表を予定

 フライトソリューションズ<3753>(東証スタンダード)は8月6日、急激な回復相場となり、前場に11%高の216円(21円高)まで上げた後も上げ幅を保って売買され、後場は13時40分にかけて217円(22円高)をつけて一段と回復を強めている。日本で初めてiPhoneでのクレジットカード決済ソリューションを市場投入した電子決済ビジネスのリーディングカンパニーで、8月9日に第1四半期決算の発表を予定。この一両日は全体相場の記録的な急落を受けて売りの渦巻に吸い込まれる形になったが、全体の下げどまりとともに業績への期待が再燃している。

 5月に発表した2024年3月期の連結決算は、売上高が6.6%増加した一方、決済ソリューション事業で「原材料費の高騰、及び円安等の影響により」(決算短信)十分な利益率を確保することができなかったとし、各利益は1億円前後の損失だった。しかし、足元は円安からむしろ急激な円高に振れて財務大臣が心配の談話を出すほどに情勢が変化しており、株式市場関係者の中にも同社の業績に注目し直す様子がある。今期・25年3月期の予想は売上高を29.3%増加とし、各利益は通期での黒字化を想定している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る