芦森工業は豪雨災害を受け水道管やガス管などの更生技術も注目され戻り高値

株式市場 銘柄

■「パルテム」掘り起こすことなく補修、ライフラインの維持管理に貢献と

 芦森工業<3526>(東1)は25日、4日続伸の始まりとなり、取引開始後に8%高の400円(30円高)をつけて戻り高値に進んだ。自動車用シートベルトなどの大手で、タカタの代替銘柄として人気化してきたが、土木・建設業界では、水道管やガス管などの管路を掘り起こすことなく補修する独自開発の管路更生技術「パルテム」で知られるとされ、今回は九州北部や北東北で発生した記録的な豪雨を連想材料に注目する動きがあるようだ。業績は連続最高益の見込みとあって、材料に反応しやすい面があるようだ。

 同社HPによると、「パルテム」は1980年に純国産技術としてホースライニング工法の開発に成功。「Pipeline Automatic Lining system」の略称で、以来、日本オリジナルの管路更生技術としてライフラインの維持管理に貢献しているという。(HC)

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