冨士ダイスは9%高で700円台を回復、トランプ関税の90日間猶予など好感

■インドでも展示会に向けた活動を推進など米国以外の地域にも拡大はかる

 冨士ダイス<6167>(東証プライム)は4月10日、急反発となり、9%高の704円(58円高)で始まった後も690円前後で売買され、5日ぶりに700円台を回復する相場になっている。超硬耐摩耗工具・金型の国内トップシェア企業で、「世界の基幹産業を支えて75年」(同社ホームページより)。米トランプ大統領の関税上乗せによって直接・間接の影響が懸念されてきたが、10日早朝に中国を除き発動を90日間猶予と伝えられ、注目し直されている。

 2月に発表した第3四半期決算では、2025年3月期の連結業績予想を売上高は前期比1.9%の増加、営業利益は同16.0%減、親会社株主に帰属する当期純利益(東証プライム)は同16.8%減の見通しを据え置いたが、海外事業の飛躍については中国、北米に続き、インドでも展示会への出展に向けた活動を推進するなど、米国以外の地域への拡大を図っている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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