【株式市場】主力株が強く日経平均は小安く始まったが高値警戒感をハネのけ続伸基調

株式

◆日経平均の前引けは2万1451円78銭(3円26銭高)、TOPIXは1730.39ポイント(0.35ポイント高)、出来高概算(東証1部)は7億6472万株

チャート1 20日(金)前場の東京株式市場は、NYダウがわずか5ドル高の最高値だったことや、日経平均が19日までで13連騰となったため高値警戒感が影響したようで、日経平均は小反落模様で始まった。しかし、円相場は軟調で、トヨタ自動車<7203>(東1)がほどなく堅調転換するなど主力株が強く、日経平均も11時過ぎには40円74銭高(2万1489円26銭)まで上げた。前引けは3円26銭高。東証2部指数、マザーズ指数、日経平均JASDAQ平均は小安い。

 日経平均の13連騰は、1988年2月の13連騰に並び、1949年の東証再開後の連騰2位タイ記録。また、20日、終値で14日続伸となれば連騰記録1位(1960年12月21日から61年1月11日)に並ぶ。

 マルハニチロ<1333>(東1)が業績好調の観測報道などを材料に活況高となり、保険株は米金利の強含み傾向などが言われて高い。バリューゴルフ<3931>(東マ)は業績拡大期待などで大幅続伸。スペースシャワーネットワーク<4838>(JQS)は業績予想の増額などが好感されてストップ高。 

 東証1部の出来高概算は7億6472万株、売買代金は1兆1875億円。1部上場2031銘柄のうち、値上がり銘柄数は1024銘柄、値下がり銘柄数は891銘柄となった。(HC)

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