ファンデリ―は新工場を建設することを決議

■食事宅配市場は成長が見込める経営環境

 健康弁当の宅配事業を展開しているファンデリ―<3137>(東マ)は、同社初となる新工場を建設することを決議した。

 同社が属する食事宅配市場は、共働き世帯の増加やライフスタイルの多様化、女性の社会進出、食料品の購入や飲食に不便を感じる高齢者を中心とする買物弱者の増加といった社会的背景もあり、宅配需要が増加しているため堅調に推移している。さらに現在、同社が主な顧客としている生活習慣病患者は年々増加傾向にあり、また、少子高齢化が進むことにより65歳以上の高齢者のみの世帯が増加するなど、市場の成長が見込める経営環境となっている。

 このような環境の中、売上高の約9割を占めるMFD事業(健康食宅配事業)において、昨今の、世代を超えた食の健康志向への高まりを捉え、素材にこだわった高品質な商品を提供し、「一人でも多くのお客様に健康で楽しい食生活を提案し、豊かな未来社会に貢献します」というビジョンを達成するため、当社初の生産拠点である新工場を建設する。

 ファンデリー第1工場(仮称)は、延べ床面積約6000平方メートルで、生産能力は1日当たり約9万食としている。建物と設備を含めた総投資額は約50億円と見込んでいる。平成30年度内に着工し、翌31年度内に操業する予定。工場の所在地は、決定次第発表するとしている。

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