【株式市場】年内渡しの利益確定があり日経平均は軟調反落だが好業績株などは高い

株式

◆日経平均の終値は2万2892円69銭(46円49銭安)、TOPIXは1827.01ポイント(4.92ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億9489万株

チャート5 26日後場の東京株式市場は、12月期末配当・優待を確保するための買い付け期限(権利確定日)のため買いが増える期待があった一方、年内受け渡しの最終日でもあり利益確定の売りも少なくなかったようで、キヤノン<7751>(東1)ブリヂストン<5108>(東1)が軟調に推移。日経平均も軟調なまま一進一退を続け、結局小反落となった。前引けは堅調だった東証2部指数、マザーズ指数も安い。一方、日経JASDAQ平均は高い。

 後場は、リクルートホールディングス<6098>(東1)が政府発表の有効求人倍率などを手がかりに一段ジリ高となって高値を更新。大丸・松坂屋のJ.フロント リテイリング<3086>(東1)は高値を更新した後もしっかり。ヱスビー食品<2805>(東2)はレトルトカレーのなかの高額ジャンルを強化好調とされて後場もジリ高。ディジタル・メディア・プロフェッショナル<3652>(東マ)はインテルの半導体を活用したAI(人工知能)などが言われて一段高。上場2日目のABホテル<6565>(名2、JQS・売買単位100株)は沓名一樹社長の全国100店体制を目指すとの上場後会見報道が注目されてストップ高。

 新規上場となったオプティマスグループ<9268>(東2・売買単位100株)は9時23分に公開価格1800円を11%上回る2001円で初値をつけ、高値は後場の2359円、大引けは2325円。

 東証1部の出来高概算は10億9489万株(前引けは5億2002万株)、売買代金は1兆6542億円(同7849億円)。1部上場2064銘柄のうち、値上がり銘柄数は752(同885)銘柄、値下がり銘柄数は1200(同1048)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は6業種(前引けは12業種)となり、値上がり率上位の業種は、サービス、小売り、建設、水産・農林、陸運、医薬品、だった。(HC)

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