カワニシホールディングスの第2四半期連結業績は、当初予想を大幅に上回り、増収大幅増益

■医療器材事業では仕入改善が進んだことから売上総利益率が予想を0.1ポイント上回る

 カワニシホールディングス<2689>(東2)の第2四半期連結業績は、当初予想を大幅に上回り、増収大幅増益となった。

 医療器材事業では仕入改善が進んだことから売上総利益率が予想を0.1ポイント上回った。また、事務所の改修、輸入販売事業の研究開発費が下期にずれ込んだことに加え、前期計上した貸倒引当金の戻入を行ったため、販管費も予想を下回った。更に、繰延税金資産の回収可能性を見直した結果、法人税などが減少した。以上の要因で当初予想を上回る結果となった。

 具体的な金額は、売上高で7億73百万円、営業利益で2億35百万円、経常利益で2億34百万円、純利益で2億86百万円前回予想を上回った。
 その結果、今期18年6月期第2四半期連結業績は、売上高545億63百万円(前年同期比2.6%増)、営業利益7億04百万円(同23.4%増)、経常利益7億06百万円(同19.6%増)、純利益5億95百万円(同57.6%増)となった。

 第2四半期は前回予想を大幅に上回る結果となったが、通期連結業績予想は前回予想を据え置くとしている。

 ちなみに、今期通期連結業績予想は、売上高1063億77百万円(前期比0.6%増)、営業利益11億円(同5.3%増)、経常利益11億09百万円(同0.3%減)、純利益7億14百万円(同3.4%増)を見込んでいる。

 進捗率を前年同期と比較すると、売上高51.3%(前年同期50.3%)、営業利益64.0%(同54.7%)、経常利益63.7%(同53.0%)、純利益83.3%(同54.6%)となる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る