ASIAN STARは24年12月期1Q赤字だが通期大幅増益予想据え置き

(決算速報)
 ASIAN STAR<8946>(東証スタンダード)は5月13日の取引時間終了後に24年12月期第1四半期連結業績を発表した。不動産販売事業において新規の戸建開発を慎重に吟味しているため大幅減収で赤字拡大した。ただし通期の大幅増収増益予想を据え置いた。通期ベースでは積極的な事業展開により収益改善基調だろう。株価は徐々に下値を切り上げている。戻りを試す展開を期待したい。

■24年12月期1Q赤字だが通期大幅増益予想据え置き

 24年12月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比30.0%減の3億27百万円、営業利益が92百万円の損失(前年同期は49百万円の損失)、経常利益が90百万円の損失(同48百万円の損失)、親会社株主帰属四半期純利益が92百万円の損失(同51百万円の損失)だった。不動産販売事業において新規の戸建開発を慎重に吟味しているため大幅減収で赤字拡大した。

 不動産販売事業は売上高が0百万円(同1億47百万円)で営業利益が8百万円の損失(同4百万円の損失)だった。不動産相場の高止まりにより在庫の回転率が長期化する傾向があるため、新規の戸建開発を慎重に吟味している。不動産管理事業は売上高が14.4%増の1億64百万円で営業利益が70.1%減の7百万円だった。建物管理の業容拡大で増収だが、リフォーム業務の収益性が低下した。不動産賃貸事業は売上高が8.7%減の91百万円で営業利益が80.5%減の3百万円だった。前期に投資物件の一部を売却したため賃料収益が減少し、固定費負担の増加も影響した。不動産仲介事業は売上高が6.3%減の74百万円で営業利益が12百万円の損失(同6百万円の損失)だった。賃貸仲介は堅調だったが、売買仲介が伸び悩んだ。

 通期連結業績予想は据え置いて、売上高が23年12月期比73.0%増の36億78百万円、営業利益が76.2%増の94百万円、経常利益が86.5%増の88百万円、親会社株主帰属当期純利益が84.8%増の75百万円としている。

 重点施策として、不動産管理事業では安定的な収益獲得と新規管理受託件数増加、不動産販売事業では横浜エリアを中心とした販路拡大と販売戸数増加、都内のマンション買取再販の強化、不動産仲介事業では投資用および居住用物件の積極的な斡旋による取扱件数の増加、タワーマンションなど大型物件の斡旋強化、不動産賃貸事業では稼働率維持と管理契約内容見直しによる収益増加、投資事業では中国および日本企業との協業による本邦不動産投資案件の吟味などを推進する。

 第1四半期は大幅減収で赤字拡大したが、通期ベースでは積極的な事業展開により収益改善基調だろう。

■株価は下値切り上げ

 株価は徐々に下値を切り上げている。週足チャートで見ると13週移動平均線が支持線の形となった。そして26週移動平均線も上向きに転じている。戻りを試す展開を期待したい。5月13日の終値は102円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS3円17銭で算出)は約32倍、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS91円13銭で算出)は約1.1倍、時価総額は約24億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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