ユニー・ファミマHDは伊藤忠商事によるTOBを材料に高値更新

株式市場 銘柄

■「株主がTOBに応募するか否かについてはご判断に委ねる」

 ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>(東1)は20日前場、1万440円(540円高)まで上げて2000年以降の最高値を更新し、前引けも1万90円(190円高)となった。伊藤忠商事<8001>(東1)が19日の取引終了後、ユニー・ファミリーマートホールディングス(以下ユニー・ファミマHD)に対するTOB(公開買付)を発表。材料視されている。

 発表によると、伊藤忠商事は、すでにユニー・ファミマHDの株式を41.45%を保有しており、TOBによって50.10%にまで買い増す。ユニー・ファミマHDは伊藤忠商事の連結子会社になるが、株式の上場は維持する方針。TOB価格は1株1万1000円。8月頃の買い付け開始をめざすとした。

 一方、ユニー・ファミマは同日付で、「株主の皆様が本公開買付けに応募するか否かについては、株主の皆様のご判断に委ねることについて決議いたしました」といった文言を含む「意見表明」を発表した。(HC)

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