【株式市場】好業績株物色が活発で日経平均は終盤175円高まで上げ2日続伸

株式

◆日経平均の終値は2万2467円87銭(148円26銭高)、TOPIXは1777.23ポイント(5.10ポイント高)、出来高概算(東証1部)は18億8212万株

チャート13 27日後場の東京株式市場は、13時に決算を発表した日本通運<9062>(東1)、13時40分に発表した日本ガイシ<5333>(東1)などが一段高の急動意となり、好業績株物色が活発だった。北朝鮮を巡る南北会談の推移を見極めたい様子などはあり、日経平均は14時過ぎまで130円高前後(2万450円前後)でもみ合ったが、終盤は三井不動産<8801>(東1)などが上向き、日経平均も175円95銭高(2万2495円56銭)まで上げ幅を広げて2日続伸し、戻り高値を更新した。東証マザーズ指数は高いが、東証2部指数、日経JASDAQ平均は軟調。

 後場は、京セラ<6971>(東1)が大引けにかけて一段と強含み、26日発表の今期見通しなどを好感。川崎近海汽船<9179>(東2)は11時30分に発表した今期見通しなどが好感されて出直り活発。シルバーライフ<9262>(東マ)は旭化成グループの高齢者住宅などへの配食拡大や4月末の株式分割後の新たな投資家層の流入が期待されて出直り拡大。インフォコム<4348>(JQS)は26日発表の今期見通しなどが注目されて戻り高値を大きく更新。

 東証1部の出来高概算は18億8212万株(前引けは9億111万株)。売買代金は3兆3144億円(同1兆5707億円)。1部上場2083銘柄のうち、値上がり銘柄数は983(同900)銘柄、値下がり銘柄数は1019(同1093)銘柄。

 また、東証33業種別指数は22業種(前引けも22業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ガラス・土石、不動産、石油・石炭、陸運、情報・通信、医薬品、倉庫・運輸、その他製品、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る