【株式市場】日経平均は125円高で反発、米エヌビディアの業績に期待強く半導体株が牽引、TOPIXは小安い

◆日経平均は4万2520円27銭(125円87銭高)、TOPIXは3069.74ポイント(2.25ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は18億5463万株

 8月27日(水)後場の東京株式市場は、アドバンテスト<6857>(東証プライム)が中盤にかけて一段高など半導体関連株が値動きを強め、米エヌビディアの四半期決算への期待高揚。三井不<8801>(東証プライム)も一段強含むなど不動産株も上げ首都圏の家賃高騰報道など材料視。九州電力<9508>(東証プライム)が一段ジリ高など電力株も上げ、九州電力・川内原発を巡る訴訟で福岡高裁が住民側の訴えを退けたと伝えられ材料視。日経平均は後場寄り後まもなく前場の高値を上回り234円高(4万2628円)まで上げ、その後は上げ幅を縮めたが底堅く大引けは前日比で反発。ただTOPIXは小安く2日続落となった。

 後場は、ニコン<7731>(東証プライム)がストップ高買い気配を継続し、前場に続いて欧州のメガネ大手による追加出資提案など材料視。中外薬<4519>(東証プライム)は一段水準を上げて始まり肥満薬に関する朝の発表を好感。ぷらっとホーム<6836>(東証スタンダード)は14時頃から急伸してストップ高となりスカパーJSATなどと国内データセンターを拠点としたINTMAXブロックチェーンの実証を開始との発表を受けて急伸。三菱商事<8058>(東証プライム)は15時に国家プロジェクトの洋上風力発電の開発取りやめ発表し一時下押したが持ち直す。野崎印刷<7919>(東証スタンダード)は15時の株主優待拡充の発表を受けて急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は18億5463万株(前引けは9億3747万株)、売買代金は4兆1890億円(同1兆9946億円)。プライム上場1620銘柄のうち、値上がり銘柄数は741(前引けは663)銘柄、値下がり銘柄数は793(同855)銘柄。

 東証33業種別指数は19業種(前引けも19業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電力ガス、空運、非鉄金属、陸運、水産農林、精密機器、不動産、倉庫運輸、繊維製品、医薬品、建設、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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