アステラス製薬が再び高値、第1四半期の2ケタ増益など好感される

株式市場 銘柄

■前立腺がん薬の米国での承認も材料視

 アステラス製薬<4503>(東1)は30日、取引開始後に10%高の1858.5円(38.0円高)まで上げ、約1週間ぶりに2015年以来の高値を更新した。前週末売買日の27日に第1四半期の連結決算(2018年4月~6月、IFRS:国際会計基準)を発表し、税引き前利益が前年同期比33.1%増加。注目再燃となった。

 第1四半期の連結営業利益は同46.0%増加し、親会社の所有者に帰属する純利益は同28.5%増加した。通期の見通しは期初段階の数値を据え置き、売上高は前期比1.7%減の1兆2780億円、税引き前利益は同22.0%増の2660億円、親会社の所有者に帰属する純利益は同29.3%増の2130億円、1株利益は108円51銭。

 7月17日付で、ファイザー(Pfizer Inc.米国ニューヨーク州)と共同で開発・商業化を進めている経口アンドロゲン受容体シグナル伝達阻害剤である「XTANDI」(一般名:エンザルタミド)について、米国食品医薬品局(FDA)から非転移性去勢抵抗性前立腺がんへの適応を認められ、去勢抵抗性前立腺がんの全患者層に対する治療薬として承認されたと発表した。(HC)

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