【株式市場】米国の「ねじれ国会」が注視され日経平均は終盤に軟調転換したまま反落

株式

◆日経平均の終値は2万2085円80銭(61円95銭安)、TOPIXは1652.43ポイント(6.92ポイント安)、出来高概算(東証1部)は16億8324万株

チャート12 11月7日後場の東京株式市場は、米中間選挙の動向が注目され、日経平均は前引けの水準(296円90銭高の2万2444円65銭)を下回って始まった。14時頃までは120円高前後で小動きを継続。13時過ぎに四半期決算を発表した日清食品ホールディングス<2897>(東1)が一段高となり、14時に発表したゼンショーホールディングス<7550>(東1)も急伸。しかし、下院で民主党が多数派を奪還し「ねじれ議会」になる見通しが強まると、日経平均は次第に値を消し、大引け間際には150円81銭安(2万1996円94銭)まで軟化。大引けも軟調で反落した。ただ、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 米中間選の結果が「トランプ大統領に痛手」などと伝えられたが、好業績株や材料性のある銘柄をの個別物色は活発。テーオーシー<8841>(東1)は6日の四半期決算発表を受けて7日は野村証券が目標株価を引き上げたと伝えられ後場一段高。ベネフィット・ワン<2412>(東2)は業績好調な上、精算業務をワンストップでサポートするITシステム「接待ステーション」の11月初開始などが注目されて一段高。リンクバル<6046>(東マ)は9月決算と今期見通しの大幅増益が注目されてストップ高。ホロン<7748>(JQS)も第2四半期決算の完全黒字化などが注目されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は16億8324万株(前引けは7億6690万株)。売買代金は3兆1154億円(同1兆3789億円)。1部上場2111銘柄のうち、値上がり銘柄数は1671銘柄、値下がり銘柄数は387銘柄。

 また、東証33業種別指数は8業種(前引けは28業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、情報・通信、不動産、その他製品、パルプ・紙、空運、小売り、ガラス・土石、サービス、となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る