【株式市場】日経平均は3日ぶりに反落するが週末のSQ算出は買い優勢の見方

株式

◆日経平均の終値は2万2604円61銭(60円08銭安)、TOPIXは1691.32ポイント(7.59ポイント安)、出来高概算(東証1部)は14億5879万株

チャート14 9月12日後場の東京株式市場は、日本時間の今夜、米国の卸売物価指数(PPI)などの発表があるほか、この一両日は14日(金)の先物オプションSQ算出に向け、株価指数ベースで振らされやすいとされ、材料株などが個別に選別買いされる雰囲気になった。ただ、日経225への寄与度の大きいソフトバンクグループ<9984>(東1)や、先の定時入れ替え発表で除外懸念が消えた宝ホールディングス<2531>(東1)などの225種コア銘柄に高い銘柄が見られ、SQを巡る需給は上げ賛成型との見方があった。日経平均は前場の安値(142円52銭安の2万2522円17銭)を割らずに一進一退となり、3日ぶりに反落したが終盤は徐々に持ち直した。東証2部指数、マザーズ指数、日経JQ平均も小安い。

 後場は、学情<2301>(東1)が本日の高値圏で強い展開を続け、大学生の就職活動日の変更論などが材料との見方。PALTEK<7587>(東2)は力仕事などを補助する着用型の「」マッスルスーツ」が材料視されて出直り拡大。ケアネット<2150>(東マ)は再生細胞薬の取り扱いなどに関する5社共同展開に基づく資本提携が注目されて2日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は14億5879万株(前引けは6億8502万株)。売買代金は2兆3601億円(同1兆717億円)。1部上場2107銘柄のうち、値上がり銘柄数は548(同302)銘柄、値下がり銘柄数は1496(同1748)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は9業種(前引けは4業種)となり、鉱業、情報・通信、水産・農林、陸運、小売り、などが高い。(HC)

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