【株式市場】好業績株など強いがタイバーツ安など懸念され日経平均は一進一退

株式

◆日経平均の前引けは1万6785円20銭(10円96銭高)、TOPIXは1340.74ポイント(1.57ポイント安)、出来高概算(東証1部)は8億5907万株

チャート5 10月14日(金)前場の東京株式市場は、NYダウの反落に加え、タイ国王の崩御によるタイバーツ安・円高が日系企業に与える影響などが懸念され、日経平均は朝方の65円97銭高(1万6840円21銭)を上値に一時軟調になりながら小動きを続け、前引けは10円96銭高(1万6785円20銭)となった。主な株価指数では東証マザーズ指数が小安い。

 昨日前8月期の決算を発表したファーストリテイリング<9983>(東1)が今期のV字回復見通しを好感して反発し、昭和電線ホールディングス<5805>(東1)は東京都内で12日発生した大規模停電の原因が35年経過の高圧送電線とされて朝方は大幅続伸。メタップス<6172>(東マ)は大手銀行などとフィンテック(金融IT)による新決済システムと伝えられ一時ストップ高。イナリサーチ<2176>(JQS)は引き続き心筋こうそくに関するiPS細胞を用いた信州大学との研究成果などが材料視されて大幅続伸。

 東証1部の出来高概算はオプションSQ算出にともなう売買が加わり8億5907万株、売買代金は1兆888億円。1部上場1985銘柄のうち、値上がり銘柄数は691銘柄、値下がり銘柄数は1114銘柄となっている。

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