メディカル・データ・ビジョンが大きく切り返し出来高激増

株式市場 銘柄

■業績見通しの減額で下げたが陽線を形成し底値圏への到達を示唆

 メディカル・データ・ビジョン<3902>(東1)は11月15日、朝方の891円(120円安)を下値に大きく切り返し、一時1029円(18円高)まで上げて出来高が激増している。12日に第3四半期の連結決算と今12月期の業績見通しの減額修正を発表したため、翌13日から急激な下値模索となっていたが、このまま陽線(始値より終値が高い罫線)で終われば、出来高の急増と併せて底値圏への到達を示唆するとされ、注目されている。

今期・12月通期の連結業績見通しは、新事業の高保湿プレミアムスキンケア製品事業で評価損を計上したことなどにより、純利益をゼロ(収支均衡)に修正した。ただ、主事業は好調で、その基盤になる医療ビッグデータ(保有する大規模診療データベース)は10月末現在で患者数に換算して遂に2500万人(国民5人に一人分)を超えてきた。(HC)

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