ケイアイスター不動産が堅調相場に転換、大型分譲の第1期販売が即日完売

■業績は拡大傾向が続き売上高、各利益とも連続最高の見込み

ケイアイスター不動産<3465>(東1)は7月26日、10時頃から前日比プラス圏に進んで1680円(4円高)と堅調相場に転換している。埼玉県に本社を置き、デザイン住宅や分譲マンション、リフォームなどを展開。25日付で、7月6日に説明会を開いた深谷市の全14棟大型分譲地のうち、第1期販売予定の4棟が13日の発売開始日に即日完売となり、第2期の発売を開始したと発表。注目を集めている。

 即日完売になった分譲住宅は、JR深谷駅まで徒歩3分の立地に、オランダの街並みを思わせるような暖かなあかりの街灯ランタンを各所に立ち並べ、「段差」が映える光景となっている大型分譲地。土地の形状や日当たり・通風を考慮して、設計士が1棟1棟すべて異なるプランニングを行い、夜には外壁に備え付けられたランタンが建物の造形を浮かび上がらせる。建物は、白い外壁をベースにレンガ調の外壁をアクセントに、オランダの建物を思わせるエクステリアと1棟ごとに異なる個性のレンガ模様を持ちながら、街全体で調和のとれたデザインにしたという。全棟にスマートセキュリティのほか、スマートロックを採用しており、モデルハウスで体験できる。

 第1四半期(4~6月)の決算発表は例年8月10日前後になり、通期の連結業績見通しは、売上高、各利益とも続けて最高を更新する見込み。親会社株主に帰属する当期純利益は前期比9.8%増の38.0億円、予想1株利益は267円77銭。株価水準はPER6.2倍に過ぎず、割安感の強い位置といえる。(HC)

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