メディア工房は調整一巡

株式市場 銘柄

 メディア工房<3815>(東マ)は占いコンテンツ事業を主力として、ゲームコンテンツ事業やメディア事業も展開している。19年8月期大幅増益予想だが、第3四半期累計が減収減益であり、通期下振れに注意が必要だろう。20年8月期の収益拡大を期待したい。株価は急伸した7月の年初来高値から急反落して乱高下の展開となったが、調整一巡して出直りを期待したい。

■占いコンテンツ事業が主力

 占いコンテンツ事業(占いコンテンツサービス、ユーザーと占い師を電話で直接結びつけるOne to Oneサービス)を主力として、子会社におけるゲームコンテンツ事業、キュレーションサイト運営のメディア事業なども展開している。

■20年8月期収益拡大期待

 19年8月期連結業績予想は、売上高が18年8月期比1.3%増の22億円、営業利益が2.1倍の1億50百万円、経常利益が97.9%増の1億40百万円、純利益が3.9倍の80百万円としている。

 第3四半期累計は前年同期比9.6%減収、50.0%営業減益だった。占いコンテンツサービスの苦戦、ゲーム子会社のブルークエストの事業縮小などで減収減益だった。通期下振れに注意が必要だろう。20年8月期の収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は急伸した7月の年初来高値から急反落して乱高下の展開となったが、調整一巡して出直りを期待したい。9月6日の終値は424円、時価総額は約48億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  2. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  3. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  4. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  5. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  6. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る