エフティグループは大規模な自己株消却が好感されて活況高

■発行済株式総数の約8.4%に達する303.6万株を10月1日付で消却へ

エフティグループ<2763>(JQS)は9月24日の前場、急伸し、7%高の1458円(89円高)まで上げて戻り高値を更新し、出来高も増加した。20日の取引終了後、消却前の発行済株式総数の8.36%に達する303万5884株もの自己株式の消却を発表。注目集中となった。

 償却予定日は10月1日(予定)。同社の業績は好調で、小売電力自社ブランド「エフエネでんき」や、UTM(UnifiedThreatManagement統合脅威管理)をはじめとするネットワークセキュリティ装置などが好調で、ストック収益の割合が順調に拡大。

 8月9日に発表した第1四半期の連結業績(2019年4月~6月、IFRS:国際会計基準)は、売上高が117.42億円(前年同期比5.6%増)、営業利益は22.06億円(同34.7%増)、純利益は12.80億円(同13.5%増)と大幅増益だった。通期予想も最高益更新を見込んでいる。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  2. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  3. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  4. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  5. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  6. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る