うかいの第2四半期は、物販事業が好調で増収増益

■事業本部、文化事業ともに増収

うかい<7621>(JQS)の第2四半期は、物販事業が好調で増収増益となった。

事業本部において、前期より継続している和食郊外店の客足の伸び悩みもあったが、物販事業が好調なことから、売上高は63億48百万円(前年同四半期比2.8%増)となった。

文化事業は『箱根ガラスの森』において2019年4月から11月まで「2019年特別企画-アドリア海の新しい風、芸術と技の結晶- ピカソ・シャガールたちのヴェネチアングラス彫刻展」を開催している。この特別企画展を柱に、様々な企画展やイベントを開催し好評なことから、売上高は6億28百万円(同6.5%増)となった。

その結果、20年3月期第2四半期業績は、売上高69億77百万円(前年同期比3.2%増)、営業利益29百万円(同501.9%増)、経常利益11百万円(前年同期△17百万円)、純利益16百万円(同△26百万円)であった。

第2四半期は順調であったものの、10月12日に首都圏に上陸した台風第19号の影響により、うかい鳥山が、臨時休業を余儀なくされるという被害が発生したが、現時点では一部を除き営業を再開している。同社では、業績に与える影響については現在精査中で、今後、業績への影響が見込まれるので確定し次第、速やかに開示するとしている。

そのような状況であるが、通期業績予想は、当初予想を据え置いている。

ちなみに、20年3月期通期業績予想は、売上高142億03百万円(前期比2.1%増)、営業利益2億80百万円(同22.7%増)、経常利益2億56百万円(同30.1%増)、純利益1億31百万円(同35.7%増)を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る