クリナップ、26年3月期1Q増収・大幅増益と順調、販売価格改定効果など寄与

 クリナップ<7955>(東証プライム)は8月6日に26年3月期第1四半期連結業績を発表した。販売価格改定効果なども寄与して増収、大幅増益だった。そして通期の増収増益予想を据え置いた。積極的な事業展開で収益拡大基調を期待したい。株価は急伸して年初来高値更新の展開となった。高配当利回りや1倍割れの低PBRなど指標面の割安感も評価材料であり、利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。

■26年3月期1Q大幅増益と順調、通期増収増益予想据え置き

 26年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比1.5%増の321億02百万円、営業利益が111.6%増の5億76百万円、経常利益が78.2%増の7億87百万円、親会社株主帰属四半期純利益が150.7%増の4億58百万円だった。

 新設住宅着工戸数の減少など厳しい事業環境だったが、販売価格改定効果なども寄与して増収、大幅増益だった。部門別の売上高は、厨房部門が0.4%増の256億18百万円、浴槽・洗面部門が1.6%増の38億49百万円だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて、売上高が前期比6.2%増の1380億円、営業利益が20.7%増の25億円、経常利益が14.5%増の30億円、親会社株主帰属当期純利益が7.6%増の18億50百万円としている。配当予想も据え置いて前期と同額の31円(第2四半期末13円、期末18円)としている。予想配当性向は60.4%となる。

 新設住宅着工の伸び悩みなど厳しい事業環境が続くが、中期経営計画で掲げた「ファン化促進」や「専業力強化」などの重点施策を推進する。第1四半期の進捗率は通期予想に対して売上高が23%、営業利益が23%、経常利益が26%、親会社株主帰属当期純利益が25%と順調である。また上期予想に対しては売上高が48%、営業利益が144%、経常利益が121%、親会社株主帰属当期純利益が131%となり、各利益は超過達成の形となっている。積極的な事業展開で収益拡大基調を期待したい。

■株価は年初来高値更新の展開

 株価は急伸して年初来高値更新の展開となった。高配当利回りや1倍割れの低PBRなど指標面の割安感も評価材料であり、利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。8月6日の終値は770円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS51円30銭で算出)は約15倍、今期予想配当利回り(会社予想の31円で算出)は約4.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1583円18銭で算出)は約0.5倍、そして時価総額は約288億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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