セルシードが中期経営計画を策定

■今期の業績予想及び今後の業績目標を設定

 セルシード<7776>(JQG)は14日、中期経営計画(2020年12月期~2022年12月期)を発表した。

 今後3ヶ年の概要は、細胞シート再生医療事業では、・食道再生上皮シートの追加治験に関してPMDAと協議を進め、早期の製造販売承認申請を目指す。・自己軟骨再生シートは東海大学より先進医療に係る製造を受託し先進医療を見据えて治験実施。・同種軟骨再生シートの早期の治験開始に向けセルストック構築。・細胞シート製造自動化などの仕組み作りを加速する。・東京医科歯科大学との間で食道再生上皮シート、軟骨再生シートに続く、第三品目の歯根膜再生シートについて詳細検討に向けた協議終了後、開発に着手する。・日本発の細胞シート工学の世界展開のために事業提携を積極的に推進し収益の拡大を目指す。・台湾における再生医療ビジネスへの投資拡大を見据え、MetaTech社、台湾合弁会社との協業を強化し、更なる収益機会獲得を目指すとしている。

 また、再生医療支援事業では、・器材の新製品開発の推進、需要増加に対応した生産能力の確保、更なる収益機会の拡大を目指す。・受託製造・コンサルティング事業を推進し、更なる収益機会獲得を目指すとしている。

 なお、今期の業績予想及び今後の業績目標を設定。今期20年12月期の業績予想(計画)は、売上高3億10百万円、営業利益10億20百万円の赤字、経常利益10億20百万円の赤字、純利益10億20百万円の赤字とし、今後の業績目標は、21年12月期の売上高3億60百万円、営業利益10億30百万円の赤字、経常利益10億30百万円の赤字、純利益10億30百万円の赤字、そして22年12月期の売上高14億円、営業利益10百万円、経常利益10百万円、純利益8百万円としている。

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