【株式市場】日経平均は終盤に下げ3年半ぶりに1万7000円を割るがTOPIXやJPX日経400は堅調で2日続伸

株式

◆日経平均は1万6726円55銭(284円98銭安)、TOPIXは1270.84ポイント(2.38ポイント高)、出来高概算(東証1部)は27億1881万株

 3月18日(水)後場の東京株式市場は、ソニー<6758>(東1)などが一段と強含んで始まり、日経平均も前引けを上回る356円高で始まった。一方、日経平均に高影響度のファーストリテ<9983>(東1)の下げが目立ち、日経平均は一進一退。大引けにかけては、米株価指数先物が一段安とされて下げ足を速め、前日比で大きく反落した。終値での1万7000円割れは2016年11月以来3年半ぶり。ただ、TOPIXやJPX日経400は堅調で2日続伸となった。

 昼過ぎ、東証が新型コロナ流行による休業の影響などを考慮し上場基準などの一部を緩和下と伝えられ、株価2ケタ銘柄などが活況。日医工<4541>(東1)は新型コロナ肺炎の治療に急性すい炎薬と午後のNHKニュースで伝えられたとされ13時頃から急伸しストップ高。ソースネクスト<4344>(東1)はテレワーク関連ツール第3弾としてビデオ会議映像で家の中などが移らないよう背景をボカすプライバシー保護の新製品と伝えられ一段高。天昇電気工業<6776>(東2)は医療廃棄物容器に注目とされて一時ストップ高。ジェネレーションパス<3195>(東マ)は2月の月次売上高19.5%増などが見直されて急反発。夢真HD<2362>(JQS)はアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)認定エンジニアを3年間で1000名育成の計画などが注目されて急反発。

 東証1部の出来高概算は27億1881万株(前引けは12億3187万株)、売買代金は4兆1107億円(同1兆8668億円)。1部上場2166銘柄のうち、値上がり銘柄数は835(前引けは1478)銘柄、値下がり銘柄数は1298(同643)銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、化学、陸運、水産・農林、精密機器、食料品、海運、小売り、サービス、などとなった。(HC)

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