【株式市場】個別物色の展開になり海外勢のXマス休暇の影響で出来高少ないが日経平均は後場も堅調で2日続伸

株式

◆日経平均は2万6668円35銭(143円56銭高)、TOPIXは1774.27ポイント(9.06ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少なく8億7840万株

 12月24日(木)後場の東京株式市場は、日本航空<9201>(東1)が前場上げたまま高値圏で値を保ち、JR東日本<9020>(東1)も堅調なままなど、コロナ懸念の後退をうかがわせる値動きがみられた。ただ全体の出来高は少なく、海外勢のXマス休暇が影響の様子。日経平均は取引開始後から大引け間際まで110円高前後(2万6635円前後)で小動きを続け、大引けは多少強含んで2日続伸となった。

 後場は、日本金属<5491>(東1)が一段と上げ、ワクチン用注射針関連株の一つとして思惑買い再燃。木村化工機<6378>(東1)は燃料電池開発期待などが言われ活況高。Abalance<3856>(東2)はポータブルバッテリーが材料視されて一段と出直り幅を拡大。トランスジェニック<2342>(東2)は子会社による新型コロナウイルスの「突起」を形成するスパイクたんぱく質に関する研究が注目されてストップ高。

 24日は2銘柄が新規上場となり、グローバルインフォメーション<4171>(JQS)は後場、13時26分に公開価格1210円の2.1倍の2580円で初値がつき、その後ストップ高の3080円まで上げ、この値で高値引け。東京通信<7359>(東マ)は12時56分に公開価格1250円の2倍近い2484円で初値がつき、高値は2572円、大引けは2241円。

 東証1部の出来高概算は少なく8億7840万株(前引けは4億7368万株)、売買代金は1兆6123億円(同8574億円)。1部上場2187銘柄のうち、値上がり銘柄数は1488(前引けは1556)銘柄、値下がり銘柄数は615(同522)銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種(前引けも31業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、鉄鋼、非鉄金属、銀行、空運、ガラス/土石、小売り、海運、倉庫/運輸、その他金融、などとなった。(HC)

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