【株式市場】円安・先物高にソフトバンクGの悪役返上が加わり日経平均は一時1193円高

株式

◆日経平均は1万8026円73銭(1138円95銭高)、TOPIXは1331.66ポイント(39.65ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億8091万株

 3月24日(火)前場の東京株式市場は、国内5工場の一時休止を発表したトヨタ自動車<7203>(東1)が高く始まったため安心感が広がり、シカゴ市場の日経平均先物高、円安もあり、日経平均は319円高で始まった。また、影響度の大きいソフトバンクG<9984>(東1)が4.5兆円の資産売却を受けて急伸し、前週までの「悪役」を返上したことも加わり、日経平均は11時前に1193円48銭高(1万8081円24銭)まで上げた。前引けも1138円95銭高(1万8026円73銭)で、取引時間中としては3月13日以来の1万8000円台禍福となった。

 NY原油が18年ぶりに一時20ドルを割ったあと急反騰したため国際石油開発帝石<1605>(東1)などの資源株の出直りが目立ち、東京五輪は最悪でも「中止」は無いとされて三井不動産<8801>(東1)などの不動産株も高い。ラクーンHD<3031>(東1)はEC商取引サイトの海外流通額が当初予想を大きく上回っているとの発表が注目されてストップ高。日本アビオニクス<6946>(東2)は「顔認証×赤外線」で発熱者を特定する新製品が注目されて一時ストップ高。アンジェス<4563>(東マ)は新型コロナウイルス用ワクチンの原薬が完成との発表を受け一時ストップ高。

 東証1部の出来高概算は10億8091万株、売買代金は1兆7399億円。1部上場2168銘柄のうち、値上がり銘柄数は1675銘柄、値下がり銘柄数は463銘柄となった。(HC)

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