【株式市場】日経平均は後場一段と下げ大幅続落、日経JASDAQ平均は12日ぶりに反落

株式

◆日経平均は1万9280円78銭(388円34銭安)、TOPIXは1415.89ポイント(16.52ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億8009万株

 4月21日(火)後場の東京株式市場は、北朝鮮・金正恩氏の重体観測を受けて先物が先行安となり、日経平均は取引開始後に475円90銭安(1万9193円22銭)まで一段安となった。その後、中国当局による重体ではないとの談話などが伝えられた。ただ、戻りは鈍く大引けは大幅続落となった。マザーズ指数は7日ぶりに反落し、日経JASDAQ平均は12日ぶりに反落した。

 後場は、防衛関連株の石川製作所<6208>(東1)細谷火工<4274>(JQS)が取引開始後に一段高となり共に一時ストップ高。雪印メグミルク<2270>(東1)は農水相が牛乳の消費拡大に言及したとされて一段と強い。ヴィスコ・テクノロジーズ<6698>(東2)は業績予想の増額が好感されてストップ高。Delta-Fly Pharma(デルタフライ・ファーマ)<4598>(東マ)は開発中の「DFP-14323」(適用:末期肺がん)の第3相臨床試験への見通しが好感されて連日ストップ高。シライ電子<6658>(JQS)は「ニンテンドースイッチ」の増産報道が材料視されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は12億8009万株(前引けは5億6573万株)、売買代金は2兆1474億円(同9318億円)。1部上場2168銘柄のうち、値上がり銘柄数は552(同424)銘柄、値下がり銘柄数は1554(同1687)銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種(前引けは医薬品、食料品の2業種)が値上がりし、値上がり率上位は、水産・農林、証券・商品先物、陸運、食料品、石油・石炭、となった。(HC)

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