【株式市場】対ドル/ユーロとも円安進み日経平均は2ヵ月ぶりに2015年以来の高値を更新

株式

◆日経平均の終値は1万9895円70銭(450円00銭高)、TOPIXは1585.86ポイント(35.56ポイント高)、出来高概算(東証1部)は24億808万株

 8日後場の東京株式市場は、前場に続いてフランスの新大統領にEU維持派のマクロン氏が当選したことによるユーロ買い・円安や、米国の雇用統計を受けたドル買い・円安が好感され、株価指数の先物が時間とともに一段ジリ高を続けた。日経平均もジリジリ上値を追い、大引け間際には483円78銭高(1万9929円48銭)まで上げ、終値でも2015年12月以来の高値をほぼ2ヵ月ぶりに更新した。主な株価指数はそろって高い。

 後場は、トヨタ自動車<7203>(東1)など主力株の中に一段ジリ高となる銘柄があり、日本航空<9201>(東1)は原油安などが好感されて大引けにかけて本日の高値。田辺工業<1828>(東2)は業績予想の増額が好感されて大引けまで買い気配のままストップ高。ASJ<2351>(東マ)は経産省のプロジェクトでIT導入支援事業者に選定されたことなどが言われて一時ストップ高。ほぼ日<3560>(JQS)は投信会社レオス・キャピタルワークスによる大量保有報告書などが材料視されたようでストップ高。

 東証1部の出来高概算は24億808万株(前引けは11億8206万株)、売買代金は増加して3兆4434億円(同1兆6293億円)。1部上場2015銘柄のうち、値上がり銘柄数は1875(同1835)銘柄、値下がり銘柄数は108(同128)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けに続いて全33業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、空運、化学、鉱業、保険、石油・石炭、不動産、サービス、証券・商品先物、建設、電気機器、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る