郵船が7連騰など海運株が連日高い、割安銘柄とされ機関投資家など注目

■野村証券の投資判断を機に上げピッチ強まる

 日本郵船<9101>(東1)は9月10日、一段高となり、取引開始後に4%高の4853円(76円高)をつけて7日続伸基調。商船三井<9104>(東1)は2218円(116円高)で5日続伸基調となり、川崎汽船<9107>(東1)は1279円(65円高)で2日連続の急出直りとなっている。

 このところ、鉄鋼株とともに低PBRの割安銘柄に着目する動きとして機関投資家の買いが言われており、野村証券が8日付で海運株の投資判断を引き上げたと伝わり、上げピッチが強まった。

 同証券では、日本郵船については「ニュートラル」から「バイ」に見直し、商船三井は目標株価を2600円から3100円に引き上げ、川崎汽船は同じく810円から1100円に引き上げたと伝えられた。(HC)

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