EduLabは売り一巡、21年9月期大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 EduLab<4427>(東1)はEdTechを活用して、英語学習オンラインサービスやテスト運営受託事業などを展開している。21年9月期はテストセンター事業やAI事業などが牽引して大幅増収増益予想である。収益拡大基調だろう。株価は10月の上場来高値圏から急反落したが、利益確定売り一巡して出直りを期待したい。

■EdTechを活用

 ラーニングサイエンスとEdTechを活用して、学力測定技術およびテスト法の開発、能力検査・試験の開発・実施・分析、教育サービスなどを展開している。事業セグメントは21年9月期から学力テスト等ライセンス事業、教育プラットフォーム事業、テストセンター事業、AI事業、テスト運営・受託事業とした。ライセンス収入、プラットフォーム利用収入、テストシステム提供が収益柱である。20年3月には教育デジタルソリューションズ(EDS)を子会社化した。

 英検協会と共同運営する英語学習者向けサイト「英ナビ」運営、英語学習オンラインサービス「スタディギア」提供などを主力として、教育プラットフォーム事業、テストセンター事業、AI事業(AI-OCR、レコメンデーションエンジンなど)を今後の成長投資分野と位置付けている。

■21年9月期大幅増収増益予想

 21年9月期の連結業績予想は、売上高が20年9月期比45.4%増の120億円、営業利益が17.7%増の22億円、経常利益が15.3%増の18億50百万円、純利益が11.8%増の12億50百万円としている。

 教育プラットフォーム事業、テストセンター事業、AI事業、テスト運営・受託事業が大幅増収と牽引し、AI-OCR「DEEPREAD」拡販に伴う費用増加などを吸収して増益予想としている。収益拡大基調だろう。

■株価は売り一巡

 株価(20年10月19日付で東証マザーズから東証1部に市場変更)は、10月の上場来高値圏から急反落したが、26週移動平均線近辺で下げ止まった形だ。利益確定売り一巡して出直りを期待したい。12月8日の終値は7160円、時価総額は約700億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■60億円の設備投資と記念商品で90年の歴史を祝う  ニッカウヰスキーの創業90周年を機に、アサヒ…
  2. ■12フィートコンテナ80個積載、迅速な物資輸送を実現  センコーグループホールディングス(センコ…
  3. ■主要アパレルブランドのさらなる成長と周辺事業への拡張を目指す  三井物産は6月3日、アパレルブラ…
2024年7月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■熱中症予防対策で家電メーカーや家電量販店も注目  今週の当コラムでは、「確トラ」と「もしハリス」…
  2. どう見るこの相場
    ■予想可能性相場は意外とロングランとなる可能性も  「一難去ってまた一難」である。前週7月第3週は…
  3. ■割安な6銘柄が33%上昇!今後も高騰期待株続々浮上  東証の集計によれば、2005年以降、今年7…
  4. ■サマーラリー目前!投資家は今こそ2年スパンで考えるべき  「株価は半年先を予測する」といわれる。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る