【株式市場】米金利上昇の再燃など受け日経平均は次第安となり一時2万9000円を割る場面が

株式

◆日経平均は2万9004円41銭(554円69銭安)、TOPIXは1880.59ポイント(23.95ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億2021万株

 3月4日(木)前場の東京株式市場は、このところ米国株が下げる時の要因になっている米金利上昇の再燃などを受け、株価指数の先物が先行安し、日経平均は360円安で始まった後も次第安となった。海運株や不動産株は高く、景気敏感株の出遅れ買いは継続したが、日経平均は前引け間際に573円08銭安(2万8986円02銭)まで下押した。

 リコー<7752>(東1)が発行株数の2割規模の自社株買いなど好感され買い気配のままストップ高。三井不<8801>(東1)などの不動産株は東京都の外側を走る「国道16号前線」沿いの開発が最近活発と伝えられて高く、ケイアイスター不<3465>(東1)など郊外型住宅株の一角も高い。ビットワンG<2338>(東2)はビットコイン5万ドル回復などで再び出直り一時ストップ高。Kudan<4425>(東マ)はソフト業界で信頼性の高さを現す「embedded award 2021」スタートアップ部門最優秀賞の受賞が注目され急伸。ナトコ<4627>(JQS)は業績予想の増額修正が好感され一時ストップ高。日本銀行<8301>(出資証券・JQS)はアベノミクス開始以来買い上げてきた資産がすべて利食い状態とされ連日ストップ高。

 東証1部の出来高概算は6億2021万株、売買代金は1兆2479億円。1部上場2194銘柄のうち、値上がり銘柄数は337銘柄、値下がり銘柄数は1724銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種の値上がりしにとどまり、海運、不動産、水産農林、その他金融、が高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る