【株式市場】マザーズ指数など4日続伸し日経平均は反落だが新規上場株は好調

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は1万8890円48銭(245円84銭安)、TOPIXは1537.05ポイント(12.75ポイント安)、出来高概算(東証1部)は24億7360万株

 31日後場の東京株式市場は、対ドルでの円相場が朝方に比べて30銭近く円高になった上、今夜にはユーロ圏の8月の消費者物価指数や米シカゴ購買部協会景気指数が判明するため様子見気分があり、日経平均は13時頃に一時386円55銭安(1万8749円77銭)まで下げ、4日ぶりの反落となった。しかし、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は4日続伸となった。

 上海総合指数は前場も後場寄り後も軟調だったが、コーセー<4922>(東1)が続伸したほかファナック<6954>(東1)は14時過ぎから持ち直すなど、中国景気に敏感とされる銘柄が強さを見せ、星光PMC<4963>(東1)は一段ジリ高。電算システム<3630>(東1)は新クラウド型の動画配信サービスなどに期待されて続伸し、東邦金属<5781>(東2)は引き続き新技術などが言われてストップ高。7月に上場したアイリッジ<3917>(東マ)もストップ高。

 本日新規上場のアクアライン<6173>(東マ・売買単位100株)は家庭の水回りのトラブルに対応する「水道屋本舗」などを展開し、公開価格1250円に対し、9時39分に1521円で初値がつき、その後1563円まで上げて大引けは1477円となった。

 東証1部の出来高概算は24億7360万株(前引けは10億8791万株)、売買代金は2兆7460億円(同1兆1171億円)。1部上場1894銘柄のうち、値上がり銘柄数は918(同836)銘柄、値下がり銘柄数は897(同960)銘柄。

 また、東証33業種別指数は8業種(前引けは7業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、その他製品、パルプ・紙、食料品、金属製品、せく油・石炭、医薬品、建設、などとなった。

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