【株式市場】米金利低下による円高などで日経平均は安いが184円安を2度つけてから持ち直す

株式

◆日経平均は2万9649円85銭(101円76銭安)、TOPIXは1952.59ポイント(5.96ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億2890万株

 4月14日(水)前場の東京株式市場は、米金利の低下などを受けて為替が円高になった上、朝発表の機械受注統計が予想を下回ったとされ、ファナック<6954>(東1)などが下落。景況を映す百貨店株は反落。日経平均は9時20分にかけて184円43銭安(2万9567円18銭)まで下げた。中で、日本製鉄<5401>(東1)は鋼板市況高などが言われて堅調。日経平均は10時前に再び184円安まで下げ「W底」の様相をみせ、前引けにかけ徐々に持ち直した。

 富士フイルムHD<4901>(東1)が上場来高値に進み、「写ルンです」が平成レトロで人気との報道や米イーライ・リリーの新型コロナ治療薬承認申請との関連などで上げ、ピックルスコーポ<2925>(東1)は大幅増益決算などが好感され活況高。三谷商事<8066>(東2)は自社株買いなどが好感され高値更新。ファンデリー<3137>(東マ)は「まん延防止措置」など拡大なら健康食宅配に追い風の見方で高値に顔合わせ。環境管理センター<4657>(JQS)は原発処理水「海洋モニタリング強化」報道などを受け値付かずのまま急伸しストップ高。

 東証1部の出来高概算は5億2890万株、売買代金は1兆1154億円。1部上場2191銘柄のうち、値上がり銘柄数は592銘柄、値下がり銘柄数は1497銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種が値上がりし、精密機器、鉄鋼、電機機器、陸運、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る