【株式市場】日銀の買いは「必要に応じて」とされ日経平均は後場ジリ貧を続け反落

東京証券取引所

◆日経平均は2万8991円89銭(134円34銭安)、TOPIXは1903.55ポイント(14.60ポイント安)、出来高概算(東証1部)は11億5937万株

 4月27日(火)後場の東京株式市場は、正午に3月決算と自社株買いを発表したキッコーマン<2801>(東1)が急伸など、好決算発表銘柄は高い。ただ、正午頃から日銀の金融政策決定会合(26~27日)の結果が伝えられはじめ、ETF(上場投資信託)の買い入れは「必要に応じて」などとされたため日経平均連動型の買いに期待感が剥落の様子になり、日経平均は終盤までジリ安基調を続け、大引けは前日比で反落となった。
 後場は、14時20分に決算を発表した中央発條<5992>(東1)が大引けにかけて尻上がり。テンポイノベーション<3484>(東1)やファインシンター<5994>(東2)は22年3月期の回復に期待再燃とされて後場次第高。メドレー<4480>(東マ)はNTTドコモとの提携が材料視され大引けまで買い気配のままストップ高。燦キャピタルM<2134>(JQS)は赤字縮小期待などで一段ジリ高。

 27日新規上場のテスホールディングス<5074>(東1)は買い気配をセリ上げて始まり、9時32分に公開価格1700円を18%上回る2010円で初値をつけた。その後2147円まで上げ、後場は売買交錯のまま大引けは2062円。

 東証1部の出来高概算は11億5937万株(前引けは5億5568万株)、売買代金は2兆4410億円(同1兆1411億円)。1部上場2191銘柄のうち、値上がり銘柄数は749(前引けは1051)銘柄、値下がり銘柄数は1338(同977)銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種(前引けは12業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、証券/商品先物、銀行、パルプ/紙、鉄鋼、非鉄金属、水産/農林、となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る