岩谷産業は家庭用LPガスやカセットこんろなど好調で3月決算予想を一転、増益に修正

■新型コロナの影響で在宅率が上昇、営業益は従来予想を21%超過へ

 岩谷産業<8088>(東1)は4月27日の15時、2021年3月期の連結業績予想のうち各利益の増額修正を発表し、営業利益は20年5月に発表した従来予想を21.0%上回る299億円の見込みとした。

 新型コロナウイルスの影響により在宅率が上昇し、家庭用LPガスやカセットこんろ・ボンベ等の消費者向け商品の販売が増加した一方、工業分野向け主力商品の販売は減少した。が、LPガス輸入価格の変動により相対的に安値の在庫を販売したことや、営業活動の制限による販管費の減少、有価証券売却益の計上などが寄与。親会社株主に帰属する当期純利益は同じく34.1%上回る232億円の見込みに修正した。営業・経常・純利益とも前期比で一転、増益になる。(写真=4月28日新発売のカセットガス炊飯器)(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る