【株式市場】好決算株や材料株が強く日経平均は後場伸び悩むが反発

株式

◆日経平均の終値は1万6598円67銭(148円83銭高)、TOPIXは1330.72ポイント(7.94ポイント高)、出来高概算(東証1部)は14億9684万株

チャート15 10月3日後場の東京株式市場は、為替が円安気味になった半目、日銀が午前に実施した国債買い入れが予想の範囲にとどまったとされ、前場高かった三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)が軟調に転じるなど大手銀行株が重くなり、日経平均は前場の202円32銭高(1万6652円16銭)を抜けず、150円高の1万6600円前後で小動きとなった。ただ前週末の243円安からは反発した。主な株価指数は総じて高い。

 後場は、三井松島産業<1518>(東1)がコークス市況高などが言われて一段高となり、ワイヤレスゲート<9419>(東1)は「IoT」(すべての機器がネットでつながる)新会社設立などが好感されて一段高。JFEシステムズ<4832>(東2)も「IoT」への取り組み積極的とされて出直り拡大。ブランジスタ<6176>(東マ)は引き続きスマートフォン向けゲーム「神の手」の新企画に期待とされて午場ストップ高。システム・ロケーション<2480>(JQS)は業績見通しの増額などが好感されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は14億9684万株(前引けは7億9489万株)、売買代金は1兆6279億円(同8192億円)。1部上場1979銘柄のうち、値上がり銘柄数は1322(同1561)銘柄、値下がり銘柄数は520(同321)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、証券・商品先物、精密機器、小売り、食料品、金属製品、化学、海運、非鉄、水産・農林、サービス、などとなった。

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