大塚商会は業績堅調など見直される様子で出直り強める、投資判断の引き上げ相次ぐ

ビジネス

■上期の推移が好調で12月通期の予想を増額修正

 大塚商会<4768>(東1)は8月18日、出直りを強めて始まり、取引開始後は5900円(270円高)まで上げ、8月2日以来の5900円台に復帰している。前週半ばから直近にかけてSMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券による目標株価の引き上げが伝えられており、8月2日に発表した第2四半期決算などを見直す動きが広がったと見られている。

 第2四半期の連結決算(2021年1~6月・上期)は、厳しい経済環境の中で同社へのIT投資需要は堅調に推移し、売上高は前年同期比7.8%増加し、経常利益は同10.5%増加した。これを受け、12月通期の予想を全体に増額修正し、通期の連結経常利益は従来予想を2.9%上回る607億円に、純利益は同4.9%上回る415億円に見直した。

 6月に株式分割調整後の2010年以降の高値6150円をつけており、これに向けて出直る可能性が言われている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  2. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
  3. ■イネの生育を最大4倍に  シャープ<6753>(東証プライム)は3月21日、プラズマクラスター技…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  2. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  3. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  4. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る