クリーク・アンド・リバー社は1500円台を回復、第2四半期決算は減益だったが売上総利益は増益に転換

■今期は過去最大の積極採用を行うなどで先行投資を推進

 クリーク・アンド・リバー社<4763>(東証プライム)は10月11日、再び出直りを強める相場となり、1505円(50円高)まで上げて2週間ぶりの1500円台に進んだ後も堅調に売買されている。10日の15時に発表した第2四半期決算(2024年3~8月・連結)は増収減益だったが、売上総利益は第2四半期(6~8月)で増益となった。「通期でのキャッチアップを目指す」(オンライン説明会)とした。

 テレビ局向けの制作プロフェッショナル派遣などが中心の「ブロードキャスティング&動画」をはじめ、「ゲームエンタテインメント」「メディカル&ヘルスケア」「マネジメント&コンサルティング(法曹・会計・戦略コンサル)」など10分野のカテゴリーで人材事業を行う。3~8月の連結売上高は258億36百万円(前年同期比2.3%増加)、営業利益は21億95百万円(15.6%減)だった。4月入社の新入社員を361名採用し、過去最大の積極採用を行い、先行投資の年という位置づけになるが、売上総利益は47億40百万円(同1.5%増)と増益に転じた。2月通期の連結業績予想は全体に従来予想を継続し、売上高は550億円(前期比10.4%増)、営業利益は48億円(同17.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は31億円(同16.6%増)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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