京セラは業績、配当予想の増額修正など好感され約1ヵ月ぶりに7000円台を回復

銘柄フラッシュ

■未定だった3月期末配当は1株90円の予定(10円の増配)に

 京セラ<6971>(東1)は11月2日、買い気配のあと5%高に迫る7105円(316円高)で始まり、取引時間中としては9月28日以来の7000円台に進んでいる。1日の16時に第2四半期決算と通期業績予想、配当予想の増額修正、自己株式の取得(自社株買い)を発表し、好感買いが先行している。

 第2四半期連結決算(2021年4~9月・累計)は前年同期比で売上高が25.9%増加し、営業利益は3.1倍になるなどで回復が目立った。3月通期の連結業績予想は、4月に公表した従来予想を営業利益は24.8%引き上げ、親会社の所有者に帰属する当期利益純利益は23.0%引き上げた。また、未定だった3月期末配当は1株90円の予定(前期実績比10円の増配)とした。自社株買いは東証の「ToSTNeT-3」(東証自己株式立会外買付取引)に委託して2日午前8時45分に実施した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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