【株式市場】日経平均は163円安、朝方の336円安から次第に回復

◆日経平均は2万7866円81銭(162円76銭安)、TOPIXは1948.43ポイント(9.43ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億4608万株

 12月6日(月)前場の東京株式市場は、海運株が続伸基調で始まったものの、日本郵船<9101>(東1)はほどなく軟化。トヨタ自<7203>(東1)や三菱商事<8058>(東1)は朝寄り後間もなく下げて軟調に推移など、主力株に重さが見られた。日経平均は取引開始後に335円66銭安(2万7693円91銭)まで下押し、その後はジリジリ持ち直して前引けは下げ幅を半分ほどに縮めた。

 川崎汽船<9107>(東1)が一段と出直りを強め、海運株が高安混在に転じた中で突出人気。川崎近海汽船<9179>(東2)も続伸。内田洋行<8057>(東1)は一時ストップ高、ウチダエスコ<4699>(JQS)はストップ高買い気配。TOB(株式公開買付)による完全子会社化など材料視。SDSホールディングス<1711>(東2)は9月の名古屋衛生細菌技術センターとの提携効果への期待などが言われて一時ストップ高。リボミック<4591>(東マ)はいぜん軟骨無形成症にかかわる臨床試験の進展などに期待強く再び急反発。日本精密<7771>(JQS)は3日HP掲載の中間報告書で注目再燃とされ株価2ケタの省力投資銘柄の手軽さも言われ急伸。

 東証1部の出来高概算は5億4608万株、売買代金は1兆2695億円。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は1071銘柄、値下がり銘柄数は993銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種が値上がりし、鉱業、海運、鉄鋼、パルプ紙、石油石炭、倉庫運輸、水産農林、電力ガス、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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