武田薬品、PV治療薬rusfertideのNDA受理、FDAが優先審査指定

■第3相VERIFY試験で奏効率2倍超、4年データを基に申請

 武田薬品工業<4502>(東証プライム)は3月2日、Protagonist Therapeutics社と共同開発する真性多血症(PV)治療薬候補rusfertideについて、米国食品医薬品局(FDA)が新薬承認申請(NDA)を受理し、優先審査に指定したと発表した。処方薬ユーザーフィー法(PDUFA)に基づく審査終了目標日は2026年暦年第3四半期(7-9月)で、2026年3月期業績への影響は軽微としている。

 rusfertideはヘプシジンの作用を模倣するファースト・イン・クラスの皮下注射薬で、PV成人患者を対象に開発中である。第3相VERIFY試験では、標準治療併用群が対照群と比較し2倍以上の臨床的奏効率を示し、ヘマトクリット値のコントロール、瀉血回数の減少、患者報告アウトカムの改善など主要評価項目を達成した。最も多い有害事象は局所注射部位反応47.4%、貧血25.6%、疲労19.6%で、重篤な有害事象は8.1%であった。

 同申請は第3相VERIFY試験に加え、第2相REVIVE試験および長期投与THRIVE試験の4年にわたる有効性・安全性データに基づく。両社は2024年1月に全世界でのライセンスおよび提携契約を締結し、武田薬品が規制戦略を主導、米国では50:50のプロフィットシェアで共同販売する枠組みである。PVはヘマトクリット値を45%未満に維持することが治療目標であり、新たな治療選択肢への期待が高まる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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