日本ハムが4000円を回復、来期業績期待に加え株主優待の変更による買い増し観測も

■500株未満の株主は贈呈回数が年1回になるため500株超めざす

 日本ハム<2282>(東1)は12月10日、2日続伸基調となり、取引開始後は4050円(125円高)まで上げ、11月19日以来の4000円台復帰となっている。2月からの一部製品値上げを発表しており、来期の業績に期待がある。また、株主優待について、100株以上500株未満の株主への贈呈回数を年2回から年1回に変更(年間金額は同一)するため、年2回を好む株主が500株超になるまで買い増す動きがあるとの見方が出ている。

 今3月期の業績見通しは税引前当期利益を12%減とするなど減益を見込むが、来期の業績は値上げ効果などが出てくる期待がある。株主優待については、2022年3月末以降、100株以上500株未満の株主への優待を年2回各1500円相当から年1回3000円相当に変更する。500株以上の場合は現行通り年2回を継続する。このため、500株未満の株主からは、年2回の優待を望んで買い増す動きがみられるという。直近の株価水準は年初来の安値圏にあり、仕込みの好機との判断があるようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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